おおぐま座の神話

おおぐま座の神話〜星座に宿る悲しい親子の物語〜

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星おおぐま座の神話①親子の悲しい物語

おおぐま座のモデル熊

おおぐま座にまつわる神話には、実は大きく分けて2種類の語り継ぎがあるのです。もしかしたら、両方を別の機会に聞いて困惑してしまった人もいるかもしれません。今回は両方を紹介していきます。

〜美女カリストと大神ゼウスの恋、嫉妬に狂うゼウスの妻ヘラ〜
あろ森に妖精カリストという活発な娘がいました。
その美しい娘に大神ゼウスは恋をしてしまい、2人の間にアルカスという男の子が生まれました。
しかしゼウスは妻帯者。
これを知ったゼウスの妻の女神ヘラは大激怒。
その怒りから、カリストを毛深く声の低い、恐ろしい熊の姿に変えてしまいました。
熊になってしまったカリストは森の奥へと追いやられてしまいます。
そして月日は経ち、小さかったアルカスも立派な青年に成長しました。
ある日彼は森の中で熊を見つけ、弓を引いたのです。
しかしその熊は、醜い姿に変えられてしまった彼の母カリスト。
矢がカリストを射殺す前に、大神ゼウスはこれに気がつきます。
慌てて二人を天にあげ星座にしました。
母カリストがおおぐま座、息子アルカスがこぐま座で、母は慕うように息子の周りを巡ります。

星おおぐま座の神話②妖精カリストの悲しい物語

森

もう一つのおおぐま座の神話も紹介します、、、

〜侍女カリストと大神ゼウス、忠誠を破られた女神アルテミスの怒り〜

アルカディア王リュカオン(おおかみ座 )の娘で月の女神アルテミスの侍女となった美しい妖精カリスト。
アルテミスに純潔を近い、その忠誠を示します。
しかし、狩りが得意な美女カリストは、大神ゼウスに見そめられてしまったのです。
ゼウスはアルテミスに化けてカリストに近づき、カリストは男の子アルカスを身ごもってしまいます。
子を産んだカリストは、誓いを破った罰として女神アルテミスに熊に変えられてしまいます。
その後、一人前の狩人になったアルカスは、森で大きな熊に出会いました。 
その熊が母だとは知らないアルカスは、弓をつがえ、熊の心臓に狙いを定めます。
この様子を天から見ていた大神ゼウスは哀れに思い、親子を天にあげます。
母カリストをおおぐま座に、息子アルカスをうしかい座にしたのです。

星おおぐま座の観測時期は?

おおぐま座の星空

おおぐま座は春の星座ですが、ほとんどの季節で観測することができます。北の空を見上げてみてください。ひしゃくの形をした北斗七星を見つけられるでしょうか?実は、北斗七星、おおぐま座の背中からしっぽなのです。そこから熊の爪先を見つけて、全体像をつかみます。3つの爪にはそれぞれ2つの星が似た間隔で、ほぼ平行に並んでいるの目印になります。3等星と4等星ばかりですが、春の夜空には明るい星が少ないので、以外と簡単に見つけることができますよ。

星おおぐま座の正体は、悲劇の美女カリスト。

おおぐま座の神話、いかがでしたでしょうか?息子に射殺されそうになり、醜い熊の姿のまま天にあげられた美女カリストの神話。北斗七星を元におおぐま座を見つけ、彼女の悲劇に思いをはせてあげてください。



惑星

2016-05-24 14:46:01 UTC

更新:2017年01月31日