やぎ座の神話

【やぎ座の神話】もしかしたら一番笑える理由で星座になったやぎ座!?

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星【やぎ座の神話・前編】情熱と狂気の神、牧神パーン

やぎ座の森

パーンは、やぎの角とひげを持つ、上半身は人間、下半身はやぎの牧神でした。彼が生まれた時には、そのあまりの姿に母親は気を失い、父親は彼を野うさぎの皮に包んで、オリンポス神殿に行き神の意見を仰ぎに行ったほどです。しかし、両親の驚きとは裏腹に、彼の容姿を神々は気に入り、「すべて」という意味のパーンという名前を与えました。

彼はやぎのように身軽で、また恋の多い少年でした。しかし、その姿はおかしくて、いつも恋した妖精たちには笑われて逃げられてしまっていたのでした。それでも明るいパーンは、毎日夕暮れになると、友達の獣人サチュロスと岩山や森を駆け巡り、葦で作ったシュリンクスという笛を吹いて、遊び暮らしていました。

星【やぎ座の神話・後編】牧神パーン、神々の宴会で、、、

やぎ座の神話

ある日、オリンポスの神々がナイル川の岸辺で盛大な宴会を開きました。お祭りが大好きなパーンももちろん参加し、葦の笛でみんなを楽しませていました。しかし、そのあまりの賑やかさに怪物のテフォンも引き寄せられてしまったのです。

突然現れた凶暴な怪物テフォンに、神々はちりぢりになって逃げ出します。多くの神が魚の姿に変身してナイル川をつたって逃げるのを見た牧神パーンも同じように川に身を投じます。そして魚の姿に変身したのですが、、、慌てた調子者のパーンは、川に浸かった下半身だけ魚に変え、上半身はやぎのままで逃げ出したのです。早々にナイル川を上ってオリンポスの山に帰っていた神々は、その姿を見てあまりのこっけいさに大爆笑。「こんなに面白い姿はなかなか見ることができない」と夜空にあげたのです。

星夜空にやぎ座を見つけてみよう!

やぎ座にまつわる神話、どうでしたでしょうか?生前の功績や武勇を讃えられて星座になる神々が多かった中、パーンは何とも言えない理由で夜空にあげられてしまいましたね。さしずめ、今の時代のスマホのカメラにおさめておこうというノリですね。

では、そんな面白いやぎ座を夜空で見つけてみましょう。やぎ座は、夏から秋にかけて南の低い空に見ることのできる星座になります。目印になるのは、天の川にある一等星のベガとアルタイルです。この二つの星を結び、その結んだ長さと同じくらい南に視線をずらしてください。そのあたりにある少し明るめの3つの星がなす三角形とその三角形上に散らばる何個かの星を合わせてやぎ座になっています。左下には秋の星空で唯一の一等星フォーマルハウトがあるので、それも目印にすることができます。

星上半身はやぎ、下半身は魚のこっけいなやぎ座を夜空に見つけてみよう!

やぎ座の神話、いかがだったでしょうか?牧神パーンのなんともこっけいな神話でしたが、こんなこともポジティブに笑い飛ばせるくらいの明るい情熱と狂気の神でもあったのでした。ぜひ、秋の夜空にやぎ座を見つけてみてくださいね!

惑星

2016-06-05 10:43:14 UTC

更新:2016年06月05日